Perlを開発したラリー・ウォール(Larry Wall)さんが提唱したプログラマの三大美徳とは？

ネットサーフィンをしていた時に最近「プログラマの三大美徳」という言葉が流行っているという事を知り、同じIT業界にいる者として本記事を取り上げてみようと思います。

なお、三大美徳とは、怠惰（Laziness）短気（Impatience）傲慢（Hubris）とのこと。

また、これらの美徳を欠いているにも関わらずプログラマという職業に就いてしまった人は、今すぐ転職を考えましょう。それくらい重要な美徳です。だそうです（＾＾；

プログラマの三大美徳その1「怠慢」

全体の労力を減らすために手間を惜しまない気質。この気質の持ち主は、役立つプログラムを書いてみんなの苦労を減らしたり、同じ質問に何度も答えなくてもいいように文書を書いたりする。よって、プログラマの第一の美徳である
参考：#1 プログラマの三大美徳その1「怠慢」

大規模プロジェクトとなると、開発する人って結構な人数となりますが、その開発をしている時って、結構同じ悩みを持つことって多いんですよね。

開発の規約はあるのか？仕様書のテンプレートはないのか？共通の処理として、XXXがあればいいのに。とかですね。

それを率先して準備／対応し、また、情報を周知・共有していくことが全員の悩みや苦労を解決していくってことですね。

コンピューターが怠慢な時に感じる怒り。この怒りの持ち主は、今ある問題に対応するプログラムにとどまらず、今後起こりうる問題を想定したプログラムを書く。少なくともそうしようとする。よって、プログラマの第二の美徳である。
参考：#2 プログラマの三大美徳その2「短気」

開発の時間がたっぷりあるというはほとんどなく、どちらかと言うと短納期が多い昨今において、本来のお客さんの使いやすさを想定した開発というより、納期に追われ仕様書がこのように書いてあるからという理由で（言い訳にして）、まずはそれをこなすという事が、特に納期間近には多いものです。

ただ、これって結局は納期には間に合っても、そのシステムを使用するユーザにとって本当の満足は生まれるはずはないので、結果的に良い仕事が出来ていないということですね。

神罰が下るほどの過剰な自尊心。または人様に対して恥ずかしくないプログラムを書き、また保守しようとする気質。よって、プログラマの第三の美徳である。
参考：#3 プログラマの三大美徳その3「傲慢」

上述のように短納期が多い昨今において、どうしても保守まで意識した開発というよりも、やっつけ的な開発に徹してしまう（じゃないと納期に間に合わない（＾＾；）ことがあるかと思います。

そのような環境でも、時間はかかるものの、保守まで意識してきちんと開発をすれば、納品先のお客さんや開発依頼元にも感謝されますし、次の仕事にも繋がります。

改めて振り返ってみても、システム開発の基本で一番重要なことであるシステムを使用するユーザの満足を考えて開発しよう！と伝えたいのだと感じました。

わかってはいるものの、納期に追われ、なかなか意識できない事も多いかと思います。

よって、初心に帰り、誰のために何のために開発するのか？等を考える良い機会が得られて大変良かったです。

また、「プログラマの三大美徳」となってはいますが、これって日常でも通じる考え方ではないでしょうか？

困っている人を助けたり、時間がないからとやっつけ的な事をせず先を見据えて対応を行ったりといったことでしょうか。

つまり、日頃の生活から意識していれば、プログラムの開発も含め、仕事で良い結果が出るということですね！

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