昔は「小型の台風」「中型の台風」と聞いていたのに、最近はその言葉を聞かないと思いませんか?
実はある時期を境に小型・中型の台風という表現が廃止されたためです。
それにはきちんとした理由があったのです。その内容を詳細にお伝えします。
台風には小型・中型はなく大型・超大型しかない?
夏の季節に特に日本に上陸する可能性が高い台風。
台風の強さによっては、風害を始め、大雨による床上浸水や土砂崩れなど、各地に大きな被害をもたらします。
そんな台風ですが、最近ニュースで「小型の台風」「中型の台風」って聞かないと思いませんか?
実は、昔は小型・中型の台風という言い方があったのですが、今はその言い方がなくなったのです。
台風に小型・中型がない理由
昔は小型・中型の台風という言い方がありました。
しかし、ニュースで「小型の台風」が来ると伝えていたにも関わらず、大きな被害を出した台風がありました。
それは、「小型」という言い方により、その地域の人がちゃんと備えていなかったためと言われています。
そのため、台風の注意を促すために伝える際には、「小型の台風」「中型の台風」という表現を廃止したのです。
小型・中型の台風は現在何と伝えている?
このように、台風の注意を促すために「小型の台風」「中型の台風」という表現を廃止したのですが、では、現在はどのように伝えているのでしょうか?
現在は、「小型の台風」「中型の台風」に該当する台風が発生した際は、単に「台風◯号」と伝えるようになっています。