人気の占い店であればあるほど、長い行列ができていますよね?
実はその長い行列になればなるほど、占いがあたっていると感じやすい心理学的理由があるのです。
その内容について詳細にお伝えします。
占いは行列が長いほど当たると感じやすい2つの心理学的理由
長い行列を並んで占いをしてもらうと、通常に占いをしてもらった人より、当たったと感じやすい傾向があります。
その理由として、以下の心理学的理由があります。
人は権威に弱い
占いをしてもらう店の前にたくさん人が並んでいるとします。
すると、「この占い師は当たるだろう」という心理状態になりやすいのです。
つまり、並んでいる時から、占いが当たると思い込む状態になっているためです。
認知的不協和の状態になるため
認知的不協和という言葉があります。
この占いを例にとると、あなたが長い行列に長時間並んでいるとします。
すると自然と体が疲れてきます。
このように、人は疲れるような状態になると、それに見合う報酬があるのが当然と感じるようになります。
その結果、占いをしてもらった時に、自分に都合の良い情報だけを取捨選択するような状態になります。
これを認知的不協和と言います。
心理状態を悪用した占い師に注意
このように、人は占いのお店の前で長い行列に並べば並ぶほど、上述のような心理学的状態になりやすくなります。
そのため、このような心理状態を悪用した占い師がいるのです。
つまり、意図的にさくらのお客さんを店の前に並ばせて、意図的に行列を作り、お客さんに「占いが当たった」と思い込ませやすくしているお店があるのです。
もちろん、このようなお店は少数であるのは事実ですが、このような悪質なお店があることは覚えておいて下さいね。