「林先生が驚く初耳学」で紹介された、補強しなくてもガムテープだけで人がダンボールに座れるぐらいの強度にする簡単な方法(裏技)の御紹介です。
これはモノコック構造という車や飛行機にも使われている原理を応用した方法でもあるので、引越しや大量の荷物をダンボール箱で運ぶ際には必見の雑学ですよ!
ダンボール箱の強度を3倍以上に強化する裏技
「林先生が驚く初耳学」で紹介されたダンボールの強度を簡単に高める裏技を御紹介します。
ダンボール箱の強度を上げる手順
ダンボール箱の強度を上げるためには、2つの手順が必要となります。
番組で紹介されていた内容を画像付けで御紹介しますので、画像も参照して頂ければと思います。
手順その1:内側の耳にガムテープを貼る
最初に、ダンボールの内側の耳にガムテープを貼り固定します。
とても簡単な事ですが、この「内側の耳にガムテープを貼り固定」するという事が、ダンボール強度を高めるために非常に重要ですので、覚えておいてくださいね。
手順その2:外側は十字に補強する
中心に重さの圧力がかかるため、外側は十字に補強します。
先程の内側の耳にガムテープを貼り固定したあと、ダンボールを閉じる際に、「十字に」ガムテープを貼ることがポイントです。
たった、この2つの手順だけで、ダンボールの強度が3倍以上高まります!
ダンボール箱の強度が上がる理由
では、なぜたったこの2つの手順だけで、普段の3倍以上の強度が出るようになるのでしょうか?
それは、モノコック構造と呼ばれる設計方法を応用しているためです。
「モノコック構造」とは、難しい言葉ですが簡単に言うと、物の重さを1点で受けてしまうと、その重さが分散できず物がつぶれやすくなりますが、物の表面で広く重さを受けることで、その物の重さが分散し、物の強度が増すという内容です。
その内容説明の画像が以下の通りです。
(「林先生が驚く初耳学」の説明は、いつも本当にわかりやすくてありがたいです)
なお、以下に「モノコック構造」の詳細な説明として、Wikipediaの内容を紹介していますので、興味がある方は御参照頂ければと思います。
モノコック構造の詳細な説明
ギリシャ語で「ひとつの…」という意味の接頭語”mono”と、フランス語で「貝殻」という意味の語”coque”を組み合わせた合成語。
車体・機体の骨組み(フレーム)の代わりに、外板に必要最小限の加工を施して強度剛性を持たせる設計のことで、内部空間を広く取ることができ、構造を簡素化することで軽量化にもつながる。
参照元:モノコック│Wikipedia
モノコック構造で強化されたダンボールの例
上の画像のように、モノコック構造で強化されたダンボールは人が座れるぐらいの強度を持つようになります。
引越しは特に重い荷物をダンボール箱に入れる機会が多いかと思いますので、是非、このモノコック構造を応用したダンボール箱の強化方法を覚えておいて下さいね!
段ボールの雑学情報
段ボールはなぜ『段』『ボール』なのか
ダンボール雑学:折長段ボールの箱屋トーク
今回 段ボール見積書の見方について解説していきたいと思います。
deco6初めて段ボールの見積もりを取る方
deco6梱包資材担当者の方
ご参考ください。
今まで良く分からなく見過ごしていた点や、注意点などを解説していきますのでよろしくお願いします。
下記画像は弊社の見積フォームです。 各社様々な洋式がありますが基本的には以下①~⑥までは入っているかと思いますので、それぞれ分けて説明していきます。