雪道ですべらないコツ・滑らない歩き方のコツ・滑りにくい靴/裏技・内閣府が推奨する転倒防止対策・雪道や凍結した路面を歩く時に注意したいポイント・雪道にオススメの服装・滑りにくい靴情報をまとめました。
滑りにくい歩き方・コツ
雪道ですべらないコツは? 雪歩きのプロが解説!
中西哲生と高橋万里恵がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「クロノス」。
1月23日(火)放送の「BREAKFAST NEWS」のコーナーでは、雪歩きのプロフェッショナル集団「ウインターライフ推進協議会」の幹事長、金村直俊さんが登場。
「雪道ですべらない歩き方」について伺いました。
転倒の危険がある時間帯や場所を把握しておく
・前日に降った雪が凍りやすい通勤・通学の時間帯はもっとも転倒の危険がある
・横断歩道や歩道橋の階段部分は段差があるため水分が溜まりやすく、非常に滑りやすい状態になる
・車の出入りの多い駐車場、ガソリンスタンド前の歩道は雪が踏み固められており、
滑りやすい
・道路の中央分離帯付近は緩やかな傾斜があるため滑りやすい
滑らない歩き方のコツ
・重心をやや前に置きながら、できるだけ靴の裏全体を路面につけるようにする
・すり足ではなく少し足を上げて、小さな歩幅でそろそろ歩く
滑りにくい靴・裏技
・ゴム底で溝のある靴のほうが滑りにくく、ゴム底の靴が身近にない場合は靴にロープを巻くといい
突然の雪!! 靴の滑り止め対処法は?
朝から雪なら滑りにくい靴で出かけるけれど、外出先で急に雪が降ってきた時に革靴で靴底はツルツル、絶対滑りそう……。という経験はありませんか?
こんな時の対処法を“歩きのプロ”健康ウオーキング指導士の平山貞一さんに聞きました。

まずは滑り止めを常備しておくのが一番
・バンド型のゴム製のスノースパイクを常備しておく
・靴底に貼る滑り止めステッカーを1セット用意する
滑り止めの用意がない場合

応急処置として太い輪ゴムを靴に巻くことで靴底にひっかかりができ、バンドエイドも滑り止めステッカーの代わりになる
東京都心で大雪、転ばないための歩き方
東京23区など普段雪の少ない関東平野部でも22日、大雪に見舞われている。
気象庁によると、都心の雪のピークは22日午後6時から同9時で、帰宅時間帯を直撃。23日朝の通勤通学時には、広い範囲で路面が凍結する可能性が高い。
雪道や凍結道路を歩く際に転ばないよう、注意したいポイントをまとめた。

雪道や凍結した路面を歩く時に注意したいポイント
・小さな歩幅で、ゆっくりと歩く
・足全体で垂直に着地する
・地面から足を上げすぎない
・帽子をかぶって頭を守る
・靴はブーツやスノーシューズを選ぶ
・なるべく両手に荷物は持たない
・時間に余裕を持って行動する
大雪の路面対策と注意事項

・ふわふわ雪道は滑りにくい
・歩く時は猫背ぎみに足を踏ん張る
東京で20センチの積雪 → 晴天!歩行時は足元と頭上に注意を
首相官邸ホームページの「防災の手引き」によると、降雪が1センチ以上あった際、おおよそ24時間以内に雪が踏み固められ非常に滑りやすくなる「圧雪」が形成される。
特に信号のある交差点や橋げた、トンネルの出入口、横断歩道の白線上や、駐車場の出入り口など車の出入りがある歩道、バス・タクシーの乗り場、坂道などが滑りやすく、事故が起きやすいという。
転倒防止対策│防災Q&A 防災情報のページ 内閣府

・転倒を想定してクッションになりそうな服装
・両手が自由になり背中を保護できるリュック
・撥水性があり靴底の溝が深い靴
・歩くときは滑りやすいところを避けて歩幅は小さく、足裏全体でしっかりと歩く
もう転倒したくない! プロが伝授する雪道の歩き方
雪が降ってきて見る見るうちに積もってきた、でも外出しなければ……ということがありますね。特に都心部では、毎年、「雪による転倒でケガ人続出!」がニュースになっています。そこで雪道で転倒しない歩き方を、“歩きのプロ”健康ウオーキング指導士・平山貞一さんに聞きました。

長靴は意外とよくない
・靴底の溝が深いトレッキングシューズがおススメ
・都心部では車や人通りが多いため、雪が踏みしめられた状態になり、こうした場所を歩いて滑りそうになった時、靴の中で足が動いてしまい不安定になる
・長靴の場合はピッタリサイズを履くことが良い
・横断歩道を渡るときも白く塗装された部分は滑りやすい
雪道にオススメの服装

・リュックサック
・レインウェア
・両手はフリーに
・トレッキングシューズ
両手をあけて、やや前傾姿勢を保つ
・手はバランス維持に欠かせないため、歩くときは両手をフリーにする
・荷物は背負うリュックサックが一番
・レインウエアにした方が手をフリーにできる
・姿勢はやや前傾がベスト
歩幅は小さくベタ足で着地
・歩幅は極端に狭くして(自分の足のサイズぐらい)一歩一歩慎重に踏み出す
・着地は靴底全体でベタ足で踏む
・路面の状況をよく見て、滑りにくい道を選んで歩く
・すり足も雪に隠れた石などでバランスを崩すことがあるので注意
滑りにくい靴の記事一覧
雨や雪が降る前に備えておきたい、悪路でも滑りにくいビジネスシューズ
足元の備えは事前の準備が肝心。
まだまだ寒い日が続くこの季節に、滑りにくく普段から履けるビジネスシューズを紹介します。

雪の日の革靴 緊急すべり止めに輪ゴムと絆創膏
民間気象情報会社ウェザーニューズの公式Twitterアカウントは、急な雪に対する靴のすべり止めとして、「輪ゴム」と「絆創膏」の活用をオススメしています。
方法はカンタンで、太い輪ゴムを靴に巻くだけ。
靴底にひっかかりができて、すべるのを防いでくれるのだとか。
また、絆創膏もすべり止めステッカーの代わりになるそうです。

業務用ゴム長靴でトップシェア企業が作る「滑りにくいスニーカー」
長靴やレインウエアの製造に始まり、80年以上の歴史を持つ弘進ゴム。
特に業務用のゴム長靴は、国内トップの2―3割のシェアを誇る。
雨の日に履くレインブーツのほかに、漁業や農業、食品工場などさまざまなシーンで使われ、それぞれに求められる性能も異なる。
業界のニーズに応じた豊富な製品展開で支持を得ている。
その一つ、調理場用スニーカーのシェフメイトグラスパーは、現場の「滑りにくい調理場靴が欲しい」との声から生まれた。
潤滑、摩擦、摩耗を専門にする東北大学大学院の堀切川一男教授と靴底を共同開発した。
ソールと床の静摩擦と動摩擦を高め、水や油でぬれた床でも滑りにくく、滑り出してもすぐに止まって転倒を防ぐ。このスニーカーは2012年に発売し、翌13年の「ものづくり日本大賞」で優秀賞に選ばれた。
