スマホでよく使っている革ケースが、スマホのバッテリー劣化させやすいという記事です。
その内容について、2017年7月2日放送の林先生が驚く初耳学にて紹介されていたいたので、詳細にお伝えします。
革ケースがスマホのバッテリー劣化させる理由
バッテリー劣化の原因その1
元々スマホに内蔵されているバッテリー、つまり、リチウムイオン電池は熱に弱い特性があります。
バッテリー劣化の原因その2
革ケースをつけたままにすると、スマホに熱がこもりやすくなります。
バッテリー劣化の原因その3
リチウムイオン電池自体も熱を発しますが、外部からの熱にも弱い特性があります。
上記3つの理由により、リチウムイオン電池の劣化を進める事となってしまうのです。
スマホケースによる熱の比較
リチウムイオン電池は、10度~30度はバッテリーに負荷はかからないのですが、30度より高くなると劣化が進行します。
では、実際にスマホケースによる熱の差はどのくらいでしょうか?
スマホケースによる熱のこもりやすさの実験
本体のみ、通常ケース、手帳型ケースを比較対象として、アプリを15分間使用しました。
その後、本体の温度を赤外線測定器で測りました。
その結果が上の画像の通りです。
【アプリを15分間使用した後の温度】
本体のみ :34.2度
通常ケース :35.1度
手帳型ケース:37.2度
本体のみ :34.2度
通常ケース :35.1度
手帳型ケース:37.2度
また、再びケースに戻して5分後の温度を測った結果が、上の画像の通りです。
【ケースに戻した後の温度】
本体のみ :34.2度→28.3度
通常ケース :35.1度→30.1度
手帳型ケース:37.2度→35.3度
本体のみ :34.2度→28.3度
通常ケース :35.1度→30.1度
手帳型ケース:37.2度→35.3度
上記の通り、革製の手帳ケースは保温力が高いため、バッテリーを劣化させやすいということなんですね。
手帳型ケースの温度上昇を回避する対処法
手帳型ケースの温度上昇を回避する対処法としては、温度上昇を感じた時には、ケースからスマホを外して、温度がこもらないようにしましょう。