血液型占い(性格判断)は元々11人の親族だけのデータだった?│林先生が驚く初耳学

林先生が驚く初耳学
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血液型占い(性格判断)の始まり

血液型占い(性格判断)の発祥は日本です。

その初めは11人の調査から始まりました。

東京女子高等師範学校(現:御茶の水女子大学)の古川竹二教授が、1927年に親族11人を調査し発表した「血液型による気質の研究」が原点です。

その「血液型による気質の研究」によると、以下の気質に分かれるとのこと。

A型:消極的
B型、O型:積極的
AB型:内面はA型、外面はB型

そもそも、この「血液型による気質の研究」のきっかけが、B型に関する「決めつけ」でした。

ヨーロッパ圏は、B型は10%と少ないのに対して、日本人は20%と多めです。

また、動物ではゴリラがB型、牛もB型、蛇がA型かB型となっています。

そのデータを元に、E・フォン・デュンゲルンという人が、B型が多い東洋人は野蛮だ!と発表しました。

これを知った古川教授は、B型にも優れた部分があると、まずは性格をよく知る親族11人の調査を開始し始めました。

その調査というのが、いくつかの質問から消極的か積極的を判断し、上述の血液型毎に多い気質として判断したのです。

その調査をまとめた、「血液型人間学」という本を能見正比古さんが1973年に発売すると、血液型占いとして大ブームとなったのです。

なお、この通り、血液型の性格判断に科学的根拠は一切ありません。

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