2019年のスギ・ヒノキの花粉飛散開始/終了時期、例年や2018年との飛散量比較、ピーク予想時期情報をまとめました。
なお、本記事は日本気象協会(tenki.jp)の2019年 春の花粉飛散予測(第4報) 2019年2月14日発表記事を参考に作成しました。
2019年のスギ・ヒノキ花粉情報
花粉飛散開始/終了時期(いつから?いつまで?)
2月15日時点で、既に西日本・東日本ともに花粉の飛散が開始している場所があります。
まだ花粉の飛散が開始していない地域でも、遅くとも2月下旬から3月上旬には花粉の飛散が開始されると予想されています。
花粉飛散量
花粉症の人には特に気になるのが、花粉の飛散量ですよね?
以後に例年との花粉飛散量の比較、去年の2018年との花粉飛散量の比較情報を御紹介させて頂きます。
例年との花粉飛散量比較
例年比で非常に多いと予想される地域が、中国地方・山梨県・石川県・熊本県です。
また、例年比で多いと予想される地域が、東北地方の西部・中部地方の北部から中部・近畿(関西)の北部・四国地方の北部・九州地方の北部です
なお、東北の東部・関東地方・近畿(関西)の南部・高知県・九州地方の南部は平年並となる見込みです。
まとめると、全国的に例年に比べるとやや多めである地域が多く、また比較的各地域の南部の方が例年並みという傾向にあるようです。
2018年との花粉飛散量比較
前年比で非常に多いと予想される地域が、秋田県・富山県・福井県・熊本県です。
また、前年比で多いと予想される地域が、新潟県・茨城県・石川県・京都府・奈良県・岡山県・愛媛県・山口県です
なお、他の地域はは平年並かやや少ない見込みです。
前年比で見ると地域でも飛散量にバラつきがありますが、比較的北部の地域の方が多く、南部の地域の方が飛散量が少ない傾向にあるようです。
各地域の花粉飛散傾向
各地域の花粉飛散傾向ですが、やはり中国地方が例年比で比較すると多いので注意が必要です。
また、その他の地域でも例年比では「やや多い」傾向があり、その中でも「北陸地方」「九州地方」は他の地域よりも多めですので注意しましょう。
なお、四国地方は例年比・前年比でさほど変わりがなく、北海道は例年比・前年比でも少ないと予想されています。
ピーク予想時期
西日本
2019年のスギ・ヒノキの花粉のピーク予想(西日本)です。
スギの場合、福岡では2月下旬からピークになる予定です。
大阪も含めた他の地域でも3月上旬が主にピークになることが予想され、3月の中旬にはピークを過ぎると予想されています。
また、ヒノキの場合は、福岡では3月下旬からピークに入ります。
大阪も含めた他の地域では、4月上旬からピークを迎え、4月中旬にはピークを過ぎる見込みです。
東日本
2019年のスギ・ヒノキの花粉のピーク予想(東日本)です。
スギの場合、名古屋では3月上旬からピークになる予定です。
東京も含めた他の地域でも3月中旬~下旬が主にピークになることが予想され、4月の上旬にはピークを過ぎると予想されています。
また、ヒノキの場合は、名古屋・東京ともに4月上旬からピークに入ります。
そして、4月中旬にはピークを過ぎる見込みです。
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日本気象協会の花粉予測 多い所とピークは
日本気象協会は14日、花粉飛散予測の第4報を発表。すでに東海や中国、四国の一部や東京都などで花粉の飛散開始が確認されています。
2019年春の花粉飛散量は、例年比でみると、東北から近畿でやや多い地方が多く、中国地方では多い見込みです。
四国は例年並みで、九州は例年並みか多めとなりそうです。
花粉、飛び始めました!昨夏の猛暑で2019年は大量飛散!?
昨年夏の猛暑の影響で、各関連機関の花粉飛散予報は軒並み上方修正。
情報を総合すると、東北北部など一部地域を除き、飛散量は昨年の2~5倍。
多くの地域で過去10年の平均飛散量を上回る可能性がある、との予測が出ている。
飛散開始時期は平年並みで、九州・四国の2月上旬を皮切りに、早くも同月中旬には近畿、関東、北陸へと広がりそうだ。
2019年の花粉シーズン予測、関東は2月中旬からスタートする見込み
日本気象協会(JWA)は、2019年春の花粉についての飛散予測(第3報)を発表した。第3報では、各地のピーク予測を新たに発表している。
スギ花粉のピーク時期は、福岡は2月下旬から3月上旬、広島・大阪は3月上旬、高松・名古屋は3月上旬から中旬となる見込み。
東京は3月上旬から4月上旬までの約1カ月と、多く飛ぶ期間が長くなると予測。金沢と仙台では3月中旬から下旬にピークを迎える見込みだという。
スギ花粉のピークが終わった後は、ヒノキ花粉が飛び始め、その後ピークを迎える。
福岡は3月下旬から4月上旬、広島・大阪は4月上旬、高松・名古屋・東京は4月上旬から中旬としている。
金沢と仙台は4月を中心にヒノキ花粉が飛散するが、飛散量は他地点と比べると少ないため、はっきりとしたピークはない見込みだという。
首都圏で6年ぶりの大量飛散!? 今から始める3つの花粉症対策!
2019年春のスギ・ヒノキ花粉シーズンの花粉飛散量は、ほぼ全国的に平年並か、平年より多い予想です。
全国平均で平年の6割増となり、特に東日本を中心に予想飛散量が平年の1.5~3倍になるとみています。
関東では6年ぶりの大量飛散となるおそれがあるため、ここ数年、花粉症の症状が軽かった方やこれまで発症したことがない方も油断せず、2019年シーズンはしっかり対策を行ってください。