3桁の数を2つ重ねて、それを1001で割ると、その3桁の数字になるという法則(シェラザード(シャハラザード)の数)について御紹介します。
なお、この不思議な法則は仕組みは非常に簡単ですので、その理由がわかれば必ず誰にか教えたくなりますよ!
シェラザードの数
シェラザードの数とは?
シェラザードの数とは、3桁の数を2つ重ねて、それを1001で割ると、その3桁の数字になるという法則のことを言います。
具体例
林先生が驚く初耳学で出演されていた、みちょぱさんに3桁の数字を言ってもらいました。
それが「328」でした。
「328=みちょぱ」だからだそうです(笑)
こちらの、328を2つ重ねた数字は「328328」ですね?
この「328328」を1001で割ると。。。
あら不思議、元の3桁の数字である「328」になります。
どんな3桁の数字でも良いの?
ここで疑問に思うのは、「どんな3桁の数字でも良いのか」ですよね?
はい。どんな数字でも御紹介した不思議な結果となります。
例えば、123にしましょう。
123123÷1001=123
このように、どんな数字でも3桁の数を2つ重ねて、それを1001で割ると、その3桁の数字になります。
続いて、この不思議な法則の解説にうつります。
この法則の仕組みは、非常に簡単なので、知れば誰かに話したくなりますよ!
解説
御紹介済みの通り、「3桁の数を2つ重ねて、それを1001で割ると、その3桁の数字になる」という不思議な法則の理由を知りたいですよね?
実は仕組みがわかれば簡単です。
6÷3=2
上のような単純な割り算があります。
上の式を以下のように変更しても同じですよね?
6=3×2
では、上のことを前提に、先程の328の数字に戻ります。
みちょぱさんの好きな数字「328」の計算結果は、以下の通りでした。
328328÷1001=328
こちらを掛け算に変更します。
328328=328×1001
そして、こちらを以下の式に変更しても同じですよね?(分配法則といいます)
328328=328(1000+1)
感の良い方は、もうわかったかもしれません。
そうです。
となるため、どんな3桁の数字であっても2回繰り返したを1001で割れば、必ず元の3桁の数字になるんですね!
では、最後に「シェラザードの数」の語源について御説明します。