新作iPhone XS/XS Maxの、防沫性能、耐水性能、防塵性能に「IP68」という記載がありますが、どの程度の機能なのでしょうか?
そもそも「IPとは?」「IP68とは?」など、新作iPhoneの防水防塵がいかに優れているかを御紹介させて頂きます。
- 防水防塵のIP規格とは?
- 新作iPhone XS/XS Max/XRの防水防塵機能
- iPhone XS/XS Max/XRの防水防塵機能比較│apple公式サイト
- 防水・防塵性能がIP68に上がったのは『iPhone XS/XS Max』だけ。『iPhone XR』はIP67据え置き
- What’s the difference between IP67 and IP68?
- 【速報】Apple、新型iPhoneを3モデル発表!液晶モデルのみ発売が10月に
- 頭がとってもよくなりました。新型「iPhone XS」「iPhone XS Max」のスペック・発売日・機能まとめ
- iPhone XS Max /XS /X スペック比較。CPU高速化に防水性能向上、512GBストレージ追加
- iPhone XS/XS Max/XRは何が新しい? iPhone X/8/8 Plusと比較する
防水防塵のIP規格とは?
IEC(InterNational Electrotechnical Commission:国際電気標準会議)規格、IEC144、IEC529およびDIN40 050は、機器の保護構造について防塵・防水性を等級に分類し、そのテスト方法を規程しています。
これに基づくIP表示は、世界各国で使用されています。
日本では、日本工業規格及び社団法人・日本電機工業会がIEC529に準拠してIP表を規格化しています。(JIS C 0920-1993 & JEM1030-1983)
防水防塵IPの説明

防水防塵を表すIPは、上の表の通り、最初の一文字目と、二文字目で表す内容が異なります。
一文字目が「人体・固形物体に対する保護」のレベルを、二文字目が「水の侵入に対する保護」のレベルを表しています。
防水防塵IPの標準的な組み合わせ

上記で御紹介した防水防塵のIPの標準的な組み合わせは上記の通りです。
新作iPhoneの防水防塵IP68とは?

では、新作iPhone XS/XS Maxに搭載された防水防塵IP68とは、いったいどの程度のものなのでしょうか?
上の画像の通り、IP68とは「完全な防塵構造で水面下での使用が可能」を表します。
新作iPhone XS/XS Max/XRの防水防塵機能
iPhone XS/XS Max/XRの防水防塵機能比較│apple公式サイト
防沫性能、耐水性能、防塵性能
iPhone XS/XS Max
→IEC規格60529にもとづくIP68等級(最大水深2メートルで最大30分間)
iPhone XR
→IEC規格60529にもとづくIP67等級(最大水深1メートルで最大30分間)

防水・防塵性能がIP68に上がったのは『iPhone XS/XS Max』だけ。『iPhone XR』はIP67据え置き
アップルが9月13日に発表した新モデルのiPhoneにおいて、防水・防塵性能が「IP68」に上がったとの説明がありました。
ビールやワイン、ジュースをかけるという楽しいテストを行ったそうですが、この防水・防塵性能は『iPhone XS』と『iPhone XS Max』の2機種だけな点に注意してください。
後半で発表された『iPhone XR』は、『iPhone 8』や『iPhone X』と同じく「IP67」のままです。

What’s the difference between IP67 and IP68?

上記サイトをGoogle翻訳した結果が以下の通りです。

【速報】Apple、新型iPhoneを3モデル発表!液晶モデルのみ発売が10月に
iPhone XSとiPhone XS Maxはボディにステンレススチール、iPhone XRはアルミニウムを採用、スクリーンはiPhone XSとiPhone XS MaxはSuper Retinaディスプレイ、iPhone XRはAppleが「初のエッジ・トゥー・エッジを実現した過去最高の液晶」と主張する、Liquid Retinaディスプレイを搭載。
iPhone XS/XS MaxはIP68の防水規格に準拠しています(iPhone XRはIP67)。

頭がとってもよくなりました。新型「iPhone XS」「iPhone XS Max」のスペック・発売日・機能まとめ
耐水性能が「IP68」に向上
「iPhone XS」「iPhone XS Max」は耐水の性能が上がっています。
iPhone Xの耐水性能は「IP67」という規格で、“一時的な水没に対して保護する”という、やや心もとないものでしたが「iPhone XS」「iPhone XS Max」は「IP68」という“継続的な水没に対して保護する”という内容に変わっており、Xに比べ水場に対する耐性が大きく上がりました。

iPhone XS Max /XS /X スペック比較。CPU高速化に防水性能向上、512GBストレージ追加

iPhone XS/XS Max/XRは何が新しい? iPhone X/8/8 Plusと比較する
防水はiPhone XS/XS Maxの2モデルが「IP68」にバージョンアップ。従来のiPhoneが対応していたIP67は、水深1mで30分の耐水性能を持つが、IP68は最大水深が2mに伸びた。
なお、防塵(じん)の等級は「6」で変わっておらず、粉じんの侵入が完全に防護される。
