2017年06月03日放送のジョブチューン ~アノ職業のヒミツぶっちゃけます!『名医たちがぶっちゃけ!病気を予防する最強の食べ物スペシャル!』で紹介された、冷え性の予防・改善に効果的な食べ物についての御紹介です。
冬より夏に冷えを感じる人が多く、夏も冷え性に注意する季節です。
女性の約7割が悩むといわれる冷え性。
その冷え性の予防改善に良い食べ物とは?
それを解説されたのが、血管外科医の横浜血管クリニックの林 忍先生です。
冷え性の原因
冷たい空気やストレスなど様々な要因で血管が収縮すると、血液の流れが悪くなります。
その結果、手足など身体の先端に血液がちゃんと行き渡らず冷えてしまうため、冷え性が発生するのです。
なぜ冷え性は女性に多い?
なぜ冷え性は女性に多いのでしょうか?
それは、女性は男性よりも筋肉量が少ないためです。
筋肉量が少ないということは、基礎代謝も低いということなので、熱を生みにくい体ということです。
そのため、男性よりも女性の方が冷え性になりやすいのです。
冷え性の予防・改善のポイントは?
冷え性の予防・改善に効果的なことは、血流を良くすることです。
その働きがある栄養素の1つが「シトルリン」です。
この「シトルリン」を多く含む食べ物がスイカなのです。
冷え性の予防・改善に効果的な食べ物はスイカの皮の白い部分?
スイカは体を冷やす食べ物と言われますが、血流を良くする効果を持つ「シトルリン」は、皮の白い部分に多く含まれているのです。
だからといって、赤い部分を食べても意味がないという意味ではありません。
赤い部分にも「シトルリン」も含まれているのですが、皮の白い部分により多く含まれているということなのです。
しかし、皮の白い部分って食べるのは難しいですよね?
スイカの皮の白い部分の簡単な調理法
調理法その1:スイカの浅漬け
外側の皮はピーラーなどで剥きます。
一口大に切り、浅漬けの素に3時間漬けます。
それだけで、スイカの浅漬けの完成です。
調理法その2:スイカと豚肉のポン酢炒め
皮の白い部分にプラスして、豚肉を使うことで冷え性改善の効果が高まります。
それは豚肉には良質なタンパク質を含んでいるため、体温が上がりやすいためです。
作り方も簡単です。
以下の素材を混ぜ合わせれば、スイカと豚肉のポン酢炒めが簡単に完成します。
スイカの皮:200g
豚バラ肉:100g
ごま油:小さじ2
ポン酢:大さじ2
青じそ:5枚
調理法その3:スイカの胡麻和え
皮の白い部分にプラスして、「ゴマ」を入れることでも冷え性改善に効果的です。
「ゴマ」には、ゴマリグナンという成分が含まれており、この成分も血流を良くする効果があるためです。
この調理法も簡単で、以下の素材を混ぜ合わせれば、スイカの胡麻和えが簡単に完成します。
スイカの皮:100g
すりごま(白):大さじ1
おろし生生姜チューブ:約5cm
めんつゆ(3倍濃縮):小さじ1
スイカの胡麻和え摂取による冷え性改善実験
同番組内で、「スイカの胡麻和え」摂取により冷え性がどの程度改善されるのか実験を行いました。
対象はいずれも「夏場でも寒さを感じるためサンダルを履いても靴下を履く」というような冷え性に悩む5人の女性となりました。
その被験者に「スイカの胡麻和え」を摂取してもらった所、30分程度で指先が赤くなるぐらい温かくなったとのこと。
いずれの女性に対して体温を測るサーモグラフィーで確認したところ、いずれの女性も冷え性が改善されていることが確認できました。
ただ、効果には人により効果があり、スイカの皮に含まれる「シトルリン」の効果がその人に出やすいかどうかも大事です。
なお、「夏、食欲がない時でも食べやすい。」「普段は捨てている部分なので、おかずの一品にできるのは主婦としても嬉しい」という別の良い意見も聞かれました。
冷え性の予防改善に効果のある「シトルリン」の摂取量は?
冷え性の予防改善に効果のある「シトルリン」の量は800mgです。
これはスイカ大玉の6分の1カットの量となります。
上記の調理法も参考にしながら、冷え性対策に役立てて下さいね!