掃除しすぎると花粉症になりやすくなる？|林修の今でしょ！講座

掃除しすぎると花粉症になりやすい？

菌を部屋からいなくなることがアレルギーを助長する可能性があります。

それは掃除をしすぎるとTレグ細胞が減ってしまうためです。

【Tレグ細胞とは？】
Tレグ細胞は免疫がアレルギーの原因物質を過剰に攻撃するのを止める働きがあります。
つまり、Tレグ細胞が多ければ多いほど、アレルギー反応を抑えれるということになります。
参考：昆布で食物アレルギーの予防が期待できる！

ミュンヘン大学の最新研究によると、家畜と濃密に接触する地域の子供達と都会の子どもたちのTレグ細胞を調査したところ、都会の子供より家畜と濃密に接触する地域の子供達の方がTレグ細胞が３５％も多いことがわかりました。

家畜に接したり生乳を飲むと、細菌に触れる機会が増え、Tレグ細胞が増加したためと思われます。

花粉症を抑制するためと頑張ってキレイにしすぎると上述のように細菌と触れる機会が減ってしまうことでTレグ細胞が減ってしまい、結果的に花粉症になりやすくなったり、症状を悪化させる可能性があるので、その点は気をつけたいですね。